ペアーズにサクラはいません。いるのは業者です。この2つは似て見えて、雇い主も目的も危険度もまったく別物。
僕がペアーズを使い始めたのは29歳のとき。以来、投資の話を切り出してくる「自由業・年収1,000万円」の女性にも、3通目でカカオIDを送ってくる相手にも一通り遭遇してきました。
ここでは、プロフィールとメッセージから業者を弾く具体的な基準、「本人確認済み」バッジが何を保証していないのか、通報・ブロックの正しい順番までまとめます。
結論|ペアーズにサクラはいないが業者はいる。まず確認すべき5つのサイン
ペアーズの運営はサクラを雇っていません。でも、外部から入り込む業者は一定数います。 ここを混同すると対策を間違えます。
サクラは運営が雇う偽会員で、目的はユーザーに課金させること。業者は運営とは無関係の第三者で、目的は勧誘・詐欺・個人情報の収集です。ペアーズは月額定額制なのでサクラを置く動機がなく、一方で会員数が多いぶん業者には狙われやすい。この2つが同時に成り立っています。
サクラと業者の違い【比較表】
| 比較項目 | サクラ | 業者 |
|---|---|---|
| 送り込む主体 | 運営会社 | アプリ外の第三者(運営とは無関係) |
| 目的 | ユーザーの課金を促す | 勧誘、ネットワークビジネス、詐欺、個人情報収集 |
| 報酬の出どころ | 運営から支払われる | アプリ外の活動から得る |
| 主な活動 | メッセージで興味を引き課金へ誘導 | 外部サイトやビジネスへ誘導 |
| 危険度 | 比較的低い(課金被害が中心) | 高い(詐欺・個人情報流出の可能性) |
| ペアーズでの有無 | いない | 一定数存在する |
| 運営の対応 | 対象外 | 通報を受けて強制退会処分 |
表で見ると一目でわかりますが、怖いのは圧倒的に業者のほうです。サクラを警戒しても財布は守れません。守るべきは「アプリの外に連れ出そうとしてくる相手」からです。
今すぐできる業者チェック5項目

今まさにやり取りしている相手がいるなら、この5つを順に当てはめてみてください。
- 写真が芸能人・モデル級で、生活感のあるカットが1枚もない
- 自己紹介が「よろしくお願いします」レベルに短いか、逆に自由・資産形成といった単語で埋まっている
- マッチから3通以内にLINE・カカオなど外部アプリへ誘導してくる
- 会話の途中で投資・副業・ビジネスの話が出てくる
- 日本語が微妙に不自然、もしくは質問に答えず一方的に話題を進める
1つ該当しただけで即アウトではありません。写真が上手いだけの一般会員なんて山ほどいます。ただし2つ以上重なったら、僕なら返信を止めます。3つ重なったら業者だと思って間違いない。
ペアーズにサクラがいないと言い切れる3つの根拠
「運営が裏で雇ってるんじゃないの?」という疑い、正直よくわかります。でもペアーズのビジネスモデルを見ると、雇う理由がどこにもないんです。
月額課金制ではサクラを雇う経済的メリットがない

ペアーズの男性料金は月額プランで4,100円/月、12ヶ月プランなら1,675円/月。女性は0円です(2026年7月28日時点・税込)。ここがポイントで、月額定額制はメッセージを何通やり取りしても運営の収益が1円も変わりません。プラン別の詳しい比較はペアーズの料金プランで整理しています。
かつて主流だったポイント制の出会い系サイトは違いました。メッセージ1通ごとに50〜100円程度のポイントが減る仕組みだから、サクラに長文を送らせるほど儲かる。構造的にサクラが生まれる土壌があったわけです。
定額制でサクラを雇うと、収益は増えないのに人件費だけが積み上がる。ビジネスとして成立しません。
累計2,700万人超の会員数で水増しの必要がない


ペアーズの累計会員数は2,700万人。もはや小さい国の人口レベルです。男女比は男性60%・女性40%、年齢層は20代45%・30代35%・40代15%・50代以上5%。
会員数を多く見せるためにサクラを置く、という動機はこの規模だと完全に消えます。むしろサクラが1件でも発覚した瞬間、業界最大手としての信用が吹き飛ぶ。リターンよりリスクが桁違いに大きい。
インターネット異性紹介事業の届出事業者が負う法的リスク

運営元の株式会社エウレカは、インターネット異性紹介事業の届出を行った正規の事業者です。届出事業者には年齢確認義務や適切な運営体制の維持が求められます。
| リスクの種類 | 内容 | ペアーズへの影響 |
|---|---|---|
| 法的リスク | 出会い系サイト規制法違反、詐欺罪 | 営業停止、罰金、刑事罰 |
| 信用リスク | ユーザーの信頼喪失 | 会員数の急激な減少 |
| 経営リスク | SNS・メディアでの炎上 | ブランドイメージの毀損 |
| 経済リスク | 集団訴訟 | 莫大な賠償金 |
さらに補強材料があります。ペアーズは2025年11月に5つの包括的な安全対策を発表し、2025年12月1日からは健康保険証の券面情報だけによる本人確認を廃止しました。現在はマイナンバーカードのICチップ読み取りか、顔写真付き書類とアプリ内の自撮り認証を組み合わせた方式に限定されています。
サクラを雇っている運営が、わざわざコストをかけて本人確認を厳しくするでしょうか。行動が矛盾します。
それでも業者が入り込む理由
サクラはいない。なのに業者はいる。このねじれの正体は、業者の収益がアプリの外にあることです。
業者は月額4,100円を払っても、勧誘や詐欺で1件成功すればそれを大きく上回る金額を回収できます。運営にとってサクラは赤字ですが、業者にとってペアーズは「見込み客が2,700万人いる名簿」なんです。
もちろん規約違反なので、発覚すれば強制退会。ただし業者はアカウントを量産して繰り返し侵入してきます。だから運営の対策と並行して、僕たち利用者側の目も必要になります。
プロフィールで見分ける|業者に多い写真・自己紹介の特徴
業者の多くは、マッチする前に弾けます。判断材料はプロフィールに全部載っている。
先に断っておくと、以下はあくまで傾向です。該当する=業者ではありません。年収が高くて自由業の真面目な会員だってたくさんいます。あくまで「複数重なったら警戒する」ための材料として読んでください。
写真:芸能人級・加工が強い・生活感がない・枚数が少ない

僕がまず見るのは、写真の「日常感」です。すべての写真がスタジオ撮影みたいに整っていて、コンビニの前でも友達との飲み会でもない。これは高確率で怪しい。
業者に多い写真のパターンを、女性・男性で分けるとこうなります。
| 女性業者に多い写真 | 男性業者に多い写真 | |
|---|---|---|
| メイン | 宣材写真風、水着や体のラインが出る服 | スーツ、筋肉が見える写真、宣材風 |
| サブ | 高級レストランの肉・寿司、高級ホテルのラウンジやプール、高層階のテラス | 高級車(外車)、高級ホテル、高層階のテラス |
| 共通 | 海、花、ブランドのショッパーバッグ、海外旅行中の風景 | 海、海外旅行中の風景(シンガポール、ドバイなど) |
| 枚数 | 1枚だけ/全部同じ角度 | 1枚だけ/顔が見えない雰囲気写真 |
写真の転載を疑うなら、Google画像検索が使えます。手順は簡単です。
- 相手の写真をスクリーンショットで保存する
- Googleアプリの検索バーにあるカメラアイコンをタップ
- 保存した画像をアップロードして検索
- 海外SNSやフリー素材サイトから同じ画像が出てきたら、業者の可能性が高い
ただし最近はAIで生成した架空の顔写真を使う業者も増えていて、画像検索では引っかからないケースが出てきました。この方法は「見つかったらクロ」であって、「見つからないからシロ」ではない点に注意です。
自己紹介文:テンプレ感、抽象的、異常に長い

自己紹介文は、短すぎても怪しいし、特定の単語で埋まっていても怪しい。
- 「よろしくお願いします!」の一言だけで終わっている
- 「趣味は旅行とカフェ巡りです。素敵な出会いがあればいいなと思っています」のような、誰にでも当てはまる内容
- 具体的な地名・店名・エピソードが一切出てこない
- 逆に「自由な人生」「資産形成」「向上心」「覚悟」「ワクワク」といった単語が並ぶ長文
業者が男女共通で使いがちなフレーズもあります。「嘘を付く人が嫌い」「人を育てるのが好き」「相談をよく受ける」「お金を働かせるのが得意」。最後のやつが出てきたら、もう投資の話への助走が始まっています。
あと地味に効くのが、プロフィール内の意味不明な英数字です。「XS」「37」のように、文脈とまったく関係ない文字列が唐突に混ざっているケースがあります。読んでいて意味が取れない記号を見つけたら、他の項目とあわせて一度立ち止まってください。
職業・年収:自由業/経営者・役員+高年収の組み合わせ
これが一番典型的な型です。職種欄が「自由業」か「経営者・役員」で、年収が異様に高い。しかも何をしているか具体的に書いていない。
業者に多い年収帯には傾向があります。女性業者は600万〜1,500万円のレンジ、男性業者は1,000万円以上、多いと3,000万円以上を選んでいることが少なくありません。
ここで大事なのは、ペアーズは相手の収入が事実かどうかを運営が保証していないという点です。収入証明書の提出有無が確認できるのは、ゼクシィ縁結び、東カレデート、マッチ・ドットコムといった一部のサービス。ペアーズの年収欄は自己申告なので、いくらでも盛れます。
ただし本物の経営者もふつうに使っています。分かれ目は「具体性」です。何の事業をしているのか、業種は何か、書いてあるなら信頼度は上がる。「コンサル」「実業家」「個人投資家」だけで中身がゼロなら警戒レベルを一段上げてください。
コミュニティ・記号:投資系コミュニティに要注意

ペアーズのコミュニティ機能は、業者を炙り出すのにかなり有効です。参加コミュニティは本人の関心がそのまま出るので、隠しきれない。
警戒すべきコミュニティの系統はこのあたり。
- 金銭系:不労所得、権利収入、FX、仮想通貨、ビットコイン、先物取引、株式投資
- 自由系:自由な生活、時間とお金の自由
- ビジネス系:セミナー、ビジネス、起業
- ライフスタイル系:夢を叶える、人生変わった
- LINE関連のコミュニティ
投資が純粋な趣味の人ももちろんいます。ただ、恋活アプリのコミュニティが投資・副業系で埋め尽くされている人が「恋人を探しに来ている」確率は、正直かなり低いと思っています。
コミュニティ参加数が極端に少ない(0〜1個)か、不自然に多すぎるのも判断材料になります。検索に引っかかりやすくするため、性格・タイプの項目をとにかく全部埋めているアカウントも要注意です。
居住地・出身地の不一致
「今は海外にいて、来月帰国します」。この設定、業者の常套句です。会わずに済む理由が最初から用意されているわけですから。
居住地や出身地が海外になっているアカウント、とくにシンガポールや中国が設定されているケースは業者の傾向として報告されています。もちろん実際に海外在住の会員も、その国出身の会員もいます。国籍で切り捨てる話ではありません。
見るべきは一致しているかどうか。居住地は東京なのに話に出てくる店が全部海外、出身地の地名を聞いても具体的な答えが返ってこない。この「噛み合わなさ」が出た時点で警戒してください。
メッセージで見分ける|業者が使う7つの手口
プロフィールで弾ききれなかった相手も、メッセージのやり取りでほぼ確定できます。業者は目的があるので、必ずどこかで舵を切ってくる。
手口1:マッチ直後にLINE・カカオなど外部アプリへ誘導する
最も多く、最も分かりやすい手口です。判断の目安は「マッチング後3通以内のLINE交換要求」。ここで急ぐ相手は疑っていい。
理由はシンプルで、業者はペアーズの監視から逃げたいからです。アプリ内のメッセージは運営に見られていますが、LINEに移せば通報も凍結も届かない。だから外に出たがります。
誘い文句もパターン化しています。「アプリをあまり開かないのでLINEで」「ペアーズの通知が来ないから」。理由づけが妙に丁寧なときほど怪しい。
参考までに、ラス恋・ラス婚研究所「夏のデート意識調査」(2025年7月/n=1,133)では、連絡先交換のタイミングについて男性は「会う前」派が64.9%、女性は「会ったあと」派が41.9%という結果でした。感覚がズレるのは自然なこと。だからこそ「アプリ内で1〜2週間やり取りして、相手の仕事・趣味・価値観が見えてから交換する」を自分のルールにしておくと事故が減ります。
手口2:投資・副業・ビジネスの話を持ち出す

投資の話が出た瞬間、恋愛は終わりです。ここは迷わなくていい。
厄介なのは入り方が巧妙なこと。最初の数日はごく普通の恋愛トークで好意を持たせて、そこから唐突に切り替わります。信頼ができたあとに切り出されるので、判断が鈍る。被害額が大きくなりやすいのはこのタイプです。
(僕が実際に受け取ったメッセージ) 「タケシさんって将来のこととか考えてます?私は30までに資産の柱を作りたくて、去年から先輩に教わって運用してるんです。よかったら今度その先輩も交えてお茶しませんか?」
「将来のこと」「お金のこと」を向こうから聞いてきて、そこに第三者が登場する。マルチ商法や宗教勧誘の入り口はほぼこの形です。マッチングアプリで一番多い業者がこのタイプで、しかも一番見分けにくい。
手口3:URL・QRコード・招待コードを送ってくる
送られてきたURLやQRコードは、絶対に開かないでください。ここだけは例外なしです。
「こっちのサイトのほうが連絡取りやすいので」といった誘導は、フィッシングサイトや個人情報収集サイトへの入り口である可能性が極めて高い。開いた時点で情報を抜かれるリスクがあります。
招待コードや紹介コードも同じ扱いです。恋人候補にコードを配る人はいません。
手口4:会話が噛み合わない・日本語が不自然
日本語の違和感は、翻訳ツールを使っている証拠であることが多いです。文法は合っているのに単語の選び方が独特、敬語とタメ口が混ざる、といった形で出ます。
見分けるテストは簡単で、答えが一つに絞られない具体的な質問を投げるだけ。
- 「そのカフェ、駅のどっち側でしたっけ?」
- 「その仕事って繁忙期いつなんですか?」
業者は定型文を回しているので、こういう質問には答えず話題を変えてきます。返信が速いのに中身がずっと噛み合わないなら、ほぼ確定です。
典型的なのが「お金がなくて日本に会いに行けない」。これが出たら国際ロマンス詐欺の入口だと思ってください。
手口5:会うのを避ける、逆に場所を一方的に指定してくる
真逆の2パターンがあるのが、この手口のややこしいところです。
| タイプ | 行動 | 狙い |
|---|---|---|
| 絶対に会わないタイプ | 日程を出すと話題を変える、「もう少し仲良くなってから」を繰り返す、忙しいを理由に延期。ただし連絡先交換だけは積極的 | 会う気がない。ロマンス詐欺・投資勧誘型 |
| すぐ会いたがるタイプ | マッチ直後に「とりあえず会って話したいです」。店や場所を一方的に指定 | 対面で勧誘したい。ぼったくり店・営業型 |
店を指定されたら、行く前に必ず店名で検索してください。ネット上に情報がほとんどない、口コミがゼロ、価格が明らかに相場から外れている。このどれかに当てはまったら、行き先を変える提案をする。断られたらそこで終了でいいです。
初回は駅前のチェーンのカフェ。これを崩さないだけで、ぼったくり型はほぼ回避できます。
手口6:不自然に早い好意・結婚願望のアピール

まだ会ってもいないのに「運命を感じる」「結婚を前提に考えたい」。これは感情操作の初期段階です。
国際ロマンス詐欺の典型的な進み方は、好意→依存→金銭要求の順。最初の「好意」の段階で異常に速いスピードで距離を詰めてくるのは、こちらの判断力を落とすためです。
とくに再婚を考えている人や、将来に不安を抱えている人が狙われやすい傾向があります。優しい言葉が刺さるタイミングを、向こうは分かって撃ってきている。
判断基準は「その好意に根拠があるか」。プロフィールの中身に一度も触れずに好きだと言ってくる相手は、あなたを見ていません。
手口7:金銭・パパ活・援助の話を匂わせる
お金の話が出たら、金額の大小に関係なく終わりにしてください。どんな条件でも払わない。これは徹底したほうがいい。
要求される前にもサインがあります。
- 「お手当」「ご支援」「大人の関係」といった単語を混ぜてくる
- 家庭の事情や病気の話を、聞いてもいないのに詳しく語り始める
- 「今月ちょっと厳しくて」と金額を言わずに困窮を匂わせる
- 会う条件として先に条件面の話をしてくる
パパ活目的のアカウントもペアーズには紛れ込んでいます。恋活のつもりで登録している人からすると完全な時間の無駄なので、匂った時点で通報して次に行くのが正解です。
「本人確認済み」でも安全ではない理由|バッジが確認していないこと
本人確認バッジが保証しているのは「実在する人物であること」だけで、その人が善良かどうかは一切保証していません。 ここを勘違いすると、一番痛い目に遭います。
僕もかつて「本人確認済みなら大丈夫だろう」と思っていました。実際は違う。バッジ付きのまま投資の話を持ち出してきたアカウントに、僕は一度当たっています。
本人確認で提出するのは「身分証と自分の顔」

ペアーズの本人確認は、顔写真付きの公的書類を提出して行います。2025年12月1日以降は、マイナンバーカードのICチップ読み取りか、顔写真付き書類とアプリ内の自撮り認証を組み合わせた方式に限定されました。提出手順はペアーズの本人確認のやり方にまとめてあります。
提出物から確認できるのは、身分証に記載された内容と、提出している人物が同じかどうか。裏を返すと、書類に載っていない情報は確認のしようがありません。
職業・年収・独身かどうかは書類で裏づけされていない

プロフィール項目ごとに、書類の裏づけがあるかどうかを整理するとこうなります。
| プロフィール項目 | 書類による裏づけ |
|---|---|
| 氏名 | 身分証の提出あり |
| 生年月日(年齢) | 身分証の提出あり |
| 顔写真と本人の一致 | 自撮り認証あり |
| 職業・勤務先 | なし(自己申告) |
| 年収 | なし(自己申告。運営は収入が事実か保証していない) |
| 独身かどうか | なし(自己申告) |
| 居住地 | なし(自己申告) |
見てのとおり、業者が嘘をつく余地はほぼ全部残っています。年収3,000万円の実業家を名乗ろうが、独身だと言い張ろうが、本人確認は何も止めません。ペアーズの職種欄はそもそも職種(営業職、会社役員など)と業種(IT関連など)が混在した作りで、自己申告の集合体です。
バッジ付きの相手にも業者がいる理由
「本人確認済み=一般ユーザー」とは言い切れません。理由は2つあります。
- 本人確認済みのアカウントを業者が購入して使うケースが指摘されています。すでにバッジが付いた状態のアカウントを譲り受けて運用するパターンです
- 本人確認を正規に通った一般ユーザーが、宗教やネットワークビジネスに誘ってくるケースがあります。実在する本人なので、バッジは何の抑止にもなりません
ヤリ目・既婚者も同じです。バッジ付きでも要注意な相手はふつうに存在する、と考えておいてください。
それでも本人確認済みを条件にすべき理由

ここまで書くとバッジが無意味に見えますが、そんなことはありません。バッジは最低ラインとして機能します。
理由は3つ。
- 業者にとって身分証の提出はコストとリスクになる。多くの業者は未確認のまま活動している
- 自分が本人確認済みなら、本人確認済みの人だけに絞った検索ができる。母集団の質が上がる
- 何かあったとき、実在する人物として運営が追跡できる状態にある
逆に「バッジがない=業者」でもありません。単に面倒で終わらせていない人もかなりいます。本人確認は運転免許証と顔写真を撮って提出するだけなので、自分は先に済ませておくのが得です。
バッジは業者に当たる確率を下げてくれるフィルター。絶対的な安全証明ではない。この温度感で使ってください。
有料会員なら安全?課金する業者が存在する経済的な理由
有料会員かどうかは、業者判定の材料になりません。 むしろ本気の業者ほど課金しています。
月額料金は業者にとって障壁にならない

ペアーズの男性料金は月額プランで4,100円/月。個人が恋人を探すコストとしては安くない金額です。
でも業者の視点で見ると景色が変わります。彼らの狙いは投資詐欺やマルチ商法の勧誘で、1件成約すれば数十万円単位が動く世界。月額4,100円は「営業経費」でしかありません。
一般会員は「4,100円払っても出会えなかったらどうしよう」と悩みます。業者は悩みません。この非対称性がある限り、課金は何の証明にもならない。むしろ長期プランを契約して腰を据えて活動しているケースもあります。
有料会員かどうかの見分け方と、その情報の使いどころ
正直に言いますね。ペアーズのプロフィール画面に「この人は有料会員です」と示す表示はありません。相手の課金状況を確実に判定する方法は用意されていない、というのが答えです。
推測材料として使えるのはこのくらい。
- 男性側からメッセージのやり取りが継続的に返ってくる(女性は無料で使えるため、この判断は男性会員に対してのみ有効)
- やり取りのテンポが安定していて、途中で急に途絶えない
ただし、これで分かるのは「相手が課金しているらしい」という事実だけ。そこから「だから安全」には一歩もつながりません。判定材料としての価値は限りなく低いと考えてください。
業者を見抜きたいなら、課金状況を推理する時間を、相手の要求を観察する時間に回したほうが100倍役に立ちます。
無料会員だから業者、とも限らない
逆方向の思い込みも危険です。「返信が遅い=無料会員=怪しい」は成立しません。
男性の場合、無料のまま様子を見ている段階の人はふつうにいます。プロフィールをじっくり作り込んでから課金しようとしている人、他アプリと併用していて優先度を決めかねている人。どちらも業者ではありません。
女性は0円で使えるので、そもそも課金状況で判断する意味がない。女性会員に対して「無料だから怪しい」は完全に的外れです。
課金の有無ではなく、行動を見る。ここは何度でも言います。
男性業者の見分け方|無料会員アカウント特有の兆候
女性が狙われる男性業者の話は、情報が手薄になりがちです。ここは分けて書きます。
男性の無料会員はメッセージに制限がある、という前提を押さえる
まず土台となる仕組みから。ペアーズは男性が月額課金する構造で、女性は0円で全機能に近い形で使えます。つまり男性が課金しないままだと、メッセージのやり取りを継続的に進めることができません。
この非対称性が、男性業者の行動を規定します。彼らは無料アカウントを大量に作って「いいね」だけをばら撒くか、課金して本格的にターゲットを絞るか、どちらかの戦略を取る。
前者は数を撃つタイプ。プロフィールは薄く、いいねの範囲は無差別。後者は投資・ロマンス詐欺型で、じっくり時間をかけてきます。
兆候1:いいね数だけ異常に多いのに反応が薄い
登録日が最近なのに、いいね数だけ不自然に多い。これは無差別いいねを撃ちまくっているアカウントのサインです。
マッチしたあと、こちらから送ったメッセージへの返信が薄い、あるいは定型文しか返ってこないなら、複数のターゲットを同時に回している可能性が高い。
一般会員は「この人いいな」と思った相手にいいねを送るので、いいね送信数と反応の質はある程度比例します。この比例関係が壊れているアカウントは疑ってください。
兆候2:メッセージの初速が不自然に早い・時間帯が不規則
業者にとってメッセージ返信は仕事です。だから速い。しかも時間帯が読めません。
- マッチした瞬間、秒でメッセージが来る
- 平日の昼間も深夜3時も同じテンポで返ってくる
- 返信は速いのに、内容が浅く定型的
会社員として働いている人なら、返信の時間帯にある程度の生活リズムが出ます。それが一切見えない相手は、複数アカウントを業務として回している可能性がある。実際、業者のLINEを検証した事例でも「レスポンスの速さと日本語の不自然さ」が特徴として挙がっています。
もちろん夜勤やフリーランスの人もいるので、これ単体では決め手になりません。他の兆候と重ねて見てください。
兆候3:会社経営・投資家を名乗るのに写真が少ない
男性業者に最も多い構成がこれです。年収は1,000万円以上、職種は自由業か経営者・役員、初回デート費用は「男性が全て払う」。なのに写真が1枚しかない。
考えてみてください。本当に経営者として成功している人なら、会食の写真も、旅行の写真も、趣味の写真も撮る機会があります。写真が1枚しかない理由は「他人の写真を1枚しか用意できなかった」か「身バレしたくない」のどちらかです。
顔が全部見えない後ろ姿だけの雰囲気写真も同じ。業者は身元を残したがりません。
女性が狙われやすい男性業者の3類型

近づき方が類型ごとにはっきり違うので、整理しておきます。
| 類型 | 近づき方 | 決定的なサイン |
|---|---|---|
| 投資勧誘型 | 数日は普通の恋愛トーク。信頼させてから「将来のお金」の話に切り替える | 「先輩」「メンター」など第三者の登場、セミナーへの誘い |
| パパ活型 | 早い段階から金銭的な余裕をアピールし、条件面の話を持ち出す | 「お手当」「ご支援」といった単語、会う条件の提示 |
| ロマンス詐欺型 | 会う前から強い好意と結婚願望を伝え、依存させる | 海外在住・出張中の設定、「会いに行きたいがお金がない」 |
このうちロマンス詐欺型は、被害者が中高年層に集中する傾向があると言われています。再婚願望や将来への不安につけ込む手口が巧妙化していて、優しさとして届く言葉が武器になる。
「自分は大丈夫」と思っている人ほど危ないので、上の表は一度スクリーンショットしておいてください。
疑いすぎて良い相手を逃さないための判定フロー
ここまで警戒の話ばかりしてきましたが、疑いすぎるのも損失です。僕の周りにも「怪しく見えたから返信をやめた」相手が実は普通のいい人だった、という話は普通にあります。
高スペック=業者ではない。決め手になるのは「要求」の有無
判断すべきは相手のスペックではなく、金銭・外部誘導・個人情報という3つの要求があるかどうかです。
写真が綺麗、年収が高い、経営者。これらは業者の傾向と重なりますが、そのまま優良会員の特徴でもあります。見た目で切ると、優良会員から先に消えていく。
一方、要求は嘘をつけません。業者には必ず目的があるので、どこかで必ず要求が出ます。逆に言えば、要求が一つも出ない相手は、スペックがどれだけ高くても業者である確率は低い。
判断軸を「見た目」から「要求」に切り替える。これだけで、警戒しながら出会いの数を落とさずに済みます。
グレーな相手に使える確認方法(ビデオ通話・当日質問)

怪しいけど断定できない。この状態で使える検証アクションが3つあります。
- ペアーズの5分間通話機能を使う。連絡先を交換せずに声を聞けるので、写真と本人が一致しているか、日本語が自然かが一発で確認できます。業者は嫌がって断ってくることが多い
- ビデオ通話を提案する。ペアーズにはビデオ通話機能があります。他人の写真を使っている業者は絶対に応じられません
- 「当日質問」を投げる。「今日の東京、雨すごくなかったですか?」のようなその日その場でしか答えられない質問。海外から定型文を送っている業者は答えられません
僕はグレーな相手には必ず5分間通話を提案します。断られた相手が本物だったことは、今のところ一度もありません。
業者と優良会員を分ける判定フローチャート

最後にこれを覚えて帰ってください。4問で判定できます。
- 金銭・投資・副業の話が出たか → はい → 通報。ここで終了
- マッチから3通以内にLINEやカカオへの誘導があったか → はい → 通報候補。返信を止めて様子を見る
- 5分間通話かビデオ通話を提案して、断られたか → はい → 様子見。断る理由が具体的なら継続、曖昧なら距離を置く
- 上のすべてが「いいえ」→ 問題なし。ふつうに恋愛を進めてください
1に該当した時点で、他がどれだけ良くても関係ありません。逆に4まで抜けてきた相手を、写真が綺麗だからという理由で切るのはもったいない。
業者かもしれないと思ったら|通報・ブロックの具体手順
疑いが確信に変わったら、順番が大事です。ここを間違えると通報できなくなります。
最初にやる3つのこと(やり取りの保存・返信停止・情報を渡さない)

優先順位はこの通り。
- やり取りをスクリーンショットで保存する。通報時の証拠になり、あとで警察や消費生活センターに相談する際も使えます。相手のプロフィール画面も忘れずに
- 返信を止める。ここで言い返したり問い詰めたりする必要はありません。反応そのものが「生きているアカウント」の証明になります
- これ以上の情報を渡さない。本名、勤務先、住所につながる情報、SNSのアカウント。すでに渡していても、追加は絶対に止める
「怒って一言だけ言ってやりたい」気持ちはわかります。でも業者にとってあなたは番号の一つです。無言で証拠を取って、静かに通報するのが最も効きます。
違反報告の手順と、選ぶべき報告カテゴリ

ペアーズには「違反報告」の機能があります。流れはこうです。
- 相手のプロフィール画面かメッセージ画面を開く
- 画面右上のメニュー(三点アイコン)をタップ
- 「違反報告」を選ぶ
- 報告理由のカテゴリを選ぶ
- 具体的な状況を自由記述で書き、送信する
カテゴリ選びで迷ったら、実際に起きたことに最も近いものを選んでください。投資やビジネスに誘われたなら勧誘系、金銭を求められたなら金銭要求系、外部サイトへ誘導されたならそれに該当するものです。
自由記述欄はしっかり書いたほうがいい。「何通目に何を言われたか」を時系列で書くと、運営側の判断材料になります。「業者っぽいです」だけだと処理に時間がかかります。
ブロックの手順と、通報とどちらを先にすべきか

必ず通報が先、ブロックが後です。順番を逆にしないでください。
ブロックすると相手のプロフィールもメッセージ履歴も見えなくなります。そうなると通報時に必要な情報にアクセスできなくなり、証拠も引き出せない。せっかく通報しようとしたのに手が出せなくなる、というのが一番もったいないパターンです。
⚠️ 正しい順番:スクリーンショットで証拠を保存 → 違反報告を送信 → その後ブロック。ブロックを先にすると通報に必要な情報が取り出せなくなります。
ブロック自体は、プロフィール画面かメッセージ画面のメニューから実行できます。ブロックすれば相手の検索結果にもあなたが表示されなくなり、以後の接触を断てます。
通報したあとはどうなる?運営の対応と凍結までの流れ
「通報しても意味あるの?」と思う気持ち、わかります。結論、意味はあります。ただし期待値は正しく設定しておいたほうがいい。
運営の監視体制(AI+有人パトロール)でどこまで検知されるか
ペアーズは24時間365日の監視体制を敷いています。AIによる不審アカウントの自動検知システムに加えて、有人によるパトロールを実施し、不適切なプロフィールやメッセージを常時監視しています。
検知されやすいのは、テンプレートを大量にコピペしているアカウント、URLやQRコードを送りつけているアカウント、明らかな禁止ワードを含むプロフィールなど。パターンが定型化しているほどAIに拾われます。
逆に検知されにくいのは、普通の恋愛トークを何日も続けてから話を切り替えるタイプ。マルチ商法や宗教の勧誘が一番見抜きにくいのは、機械にとっても同じなんです。だからこそユーザーからの通報が効きます。
通報から凍結までの期間と、運営から返信は来るのか
通報後に「あなたの通報でこのアカウントを凍結しました」という個別の報告が来ることは、原則ありません。プライバシーの問題があるからです。
処理までの具体的な日数は公表されていません。ただ、悪質ユーザーは早い段階でアカウント停止の処分が下される運用になっています。通報が複数集まっているアカウントほど動きは速い。
つまり、あなたの1件が単独で即凍結につながるとは限らないけれど、他の被害者の通報と合わさって効いていく。無駄にはなりません。
通報しても相手が消えない場合に取れる手段
しばらく経っても相手のアカウントが残っている。この場合の次の一手は3つあります。
- 追加の証拠を添えて再通報する。1回目より具体的に、時系列で書く
- アプリ内の問い合わせ窓口から直接連絡する。違反報告とは別ルートで、状況を詳しく伝えられます
- 相手をブロックして自分の視界から消す。処分を待つ間、精神的な負担を減らすのが目的です
業者はアカウントを量産して繰り返し侵入してきます。1つ消えてもまた別のアカウントで現れる。だから「全部消えるまで戦う」より「自分の周りをきれいにして次に進む」ほうが現実的です。
すでにLINEや個人情報を渡してしまった場合の対処
もう渡してしまった人へ。まだ間に合います。落ち着いて順に処理していきましょう。
LINE・SNSでの遮断と、渡した情報別のリスク整理

まずLINEなら「ブロック」してから「通報」。相手のトーク画面から実行できます。Instagram等のSNSも同様にブロックしてください。
渡した情報ごとに、想定されるリスクと対応が変わります。
| 渡した情報 | 想定されるリスク | 取るべき対応 |
|---|---|---|
| LINE ID | しつこい連絡、別アカウントからの再接触 | ブロック+通報。IDによる友だち追加の設定をオフにする |
| 本名 | SNSの特定、なりすまし | 自分のSNSアカウントを非公開設定に変更 |
| 勤務先 | 職場への接触、勧誘 | 上司や同僚に事情を共有しておく |
| 顔写真 | 別アカウントでの無断使用 | 画像検索で転載がないか定期的に確認 |
| 電話番号 | 迷惑電話、SMS経由のフィッシング | 着信拒否設定。SMSのURLは絶対に開かない |
とくに大事なのが、SNSの非公開設定です。本名を渡していると、そこから交友関係や生活圏まで辿られる可能性があります。今すぐできる対応なので、この記事を読み終わったら真っ先にやってください。
金銭を送ってしまった場合の相談先(警察#9110・消費者ホットライン188)

お金を送ってしまったら、一人で抱え込まないでください。相談先は2つあります。
- 警察相談専用電話 #9110:詐欺被害の相談窓口です。緊急ではないけれど警察に相談したい内容を受け付けています
- 消費者ホットライン 188(いやや):最寄りの消費生活センターにつながります。投資勧誘やマルチ商法の相談実績が豊富です
国民生活センターにも、マッチングアプリを入口とした業者被害が報告されています。あなたが最初のケースではありません。相談を受ける側は慣れています。
返金の見通しについて、正直に言います。振込先の口座がすでに凍結されていれば一部が戻る可能性はありますが、暗号資産で送っていたり、海外に流れていたりする場合、全額回収はかなり厳しい。
だからこそ、被害が小さいうちに止めることが何より重要です。「もう少し送れば取り返せる」と言われても、絶対に追加で送らないでください。
わいせつな画像を送ってしまった場合(セクストーション対策)
「バラまかれたくなければ金を払え」と言われる、いわゆるセクストーションです。初動を間違えなければ被害は止められます。
やることは3つ。
- 支払わない。一度支払うと「払う人」と認定され、要求が終わりません。金額が上がっていくだけです
- 脅迫のメッセージをすべてスクリーンショットで保存する。相手のアカウント名、ID、口座情報も含めて残す
- 警察に相談する。#9110か、最寄りの警察署のサイバー犯罪相談窓口へ。恥ずかしさより優先すべきは被害の停止です
相手をブロックすると連絡は止まりますが、証拠を先に保存してからにしてください。順番はここでも同じです。
ペアーズは他アプリより業者が多い?安全性の比較
結論から言うと、ペアーズの業者が「多い」のは絶対数の話であって、遭遇率が特別に高いわけではありません。
会員数が多いアプリほど業者に狙われる構造
累計2,700万人という規模は、業者にとっても魅力的な市場です。母数が大きければ、業者の絶対数も比例して増えます。
でも遭遇率は別の話。分母も同じだけ大きいからです。「ペアーズは業者が多い」という口コミが目に付きやすいのは、単に利用者が多くて体験談の総量が多いから、という側面がかなりあります。
さらにペアーズは2025年11月に5つの安全対策を発表し、12月からは本人確認の方式を厳格化しました。規模が大きいアプリほど対策にコストをかけられる、という利点もあります。App Storeの評価は4.2。運営が放置しているサービスの数字ではありません。
業者が入り込みにくいアプリの3条件(本人確認方式・男女課金・審査)

アプリを選ぶときに見るべき条件は3つです。
- 本人確認の方式が厳格か。公的書類+自撮り認証を必須にしているか
- 男女ともに課金が必要か。女性側も課金制なら、業者の参入コストが上がります
- プロフィール項目の審査があるか。とくに収入証明の提出制度があるか
3つ目で言うと、収入証明書の提出有無を確認できるのはゼクシィ縁結び、東カレデート、マッチ・ドットコムなど。ペアーズの年収欄は自己申告なので、高年収を騙る業者を制度で止める仕組みはありません。
主要アプリの料金構造を並べてみます(2026年7月28日時点・税込)。
| アプリ | 男性月額 | 12ヶ月プラン | 女性 |
|---|---|---|---|
| Pairs | 4,100円 | 1,675円/月 | 0円 |
| with | 4,160円 | 1,833円/月 | 0円 |
| Omiai | 3,980円 | 1,950円/月 | 0円 |
| タップル | 3,700円 | 2,234円/月 | 0円 |
| マリッシュ | 4,800円 | 1,866円/月 | 0円 |
| ゼクシィ縁結び | 4,378円 | 2,640円/月 | 4,378円(男女同額) |
注目してほしいのはゼクシィ縁結びの女性料金です。男女同額の4,378円。女性側にもコストがかかる分、冷やかしや業者の参入障壁が上がります。真剣度の高い相手に絞りたいなら選択肢に入れる価値があります。
それでもペアーズを使い続けていい人・別のアプリに移った方がいい人

判断はこう分けてください。
ペアーズを使い続けていい人:
- 出会いの母数を最優先したい人
- 20代・30代で恋活寄りの目的の人(会員の80%が20〜30代)
- この記事の判定フローを実行できる人
別のアプリを検討したほうがいい人:
- 業者に一度当たって精神的に消耗している人
- 婚活目的で、相手の収入を制度として担保してほしい人
- 40代以上や再婚を視野に入れていて、同世代の母数を厚くしたい人(マリッシュのような再婚に理解のあるサービスのほうが噛み合います)
僕自身はペアーズをメインで使い続けています。業者に当たったこともありますが、判定基準を持ってからは月に1回遭遇するかどうかで、コントロールできる範囲に収まっています。母数の大きさは、それを補って余りあるメリットです。
ペアーズの業者・サクラに関するよくある質問

「桜」と検索しても情報が出てこないのはなぜ?
「サクラ」を漢字で「桜」と書く表記も使われていますが、意味は同じです。運営が雇う偽会員のこと。ペアーズには存在しません。検索するなら「業者」で調べたほうが、実際に警戒すべき情報にたどり着けます。
業者に送ってしまったお金は戻ってきますか?
ケースによります。振込先の口座が凍結されていれば一部が戻る可能性はありますが、暗号資産や海外送金だと回収は困難です。まず消費者ホットライン188か警察相談専用電話#9110に相談してください。時間が経つほど選択肢は減ります。
ビデオ通話をすれば業者を100%見抜けますか?
100%ではありませんが、かなり有効です。他人の写真を使っている業者は通話に応じられません。ただし本人の顔で活動しているマルチ勧誘型は普通に通話に応じてきます。通話で確認できるのは「写真と本人が一致するか」までで、目的が善良かどうかは別途見る必要があります。
本人確認済みバッジがない人は全員避けるべき?
いいえ。単に手続きが面倒で終わらせていない人も相当数います。ただし他に怪しい点がある相手なら、バッジなしはマイナス材料として加算してください。バッジは単独の判定材料ではなく、加点・減点の一項目です。
女性なので無料で使っています。狙われやすいですか?
女性は男性業者、とくに投資勧誘型とロマンス詐欺型のターゲットになりやすい傾向があります。「経営者・年収1,000万円以上・写真1枚」の組み合わせには特に注意してください。
通報したことは相手にバレますか?
通報者の情報が相手に伝わることはありません。安心して報告してください。ただしブロックは相手側にも接触できなくなる形で反映されます。
まとめ|見分ける基準は「見た目」ではなく「要求」
長くなったので、持ち帰ってほしいことを絞ります。
- ペアーズにサクラはいない。月額定額制で雇う経済的メリットがなく、累計2,700万人の会員数で水増しの必要もなく、法的リスクが大きすぎるから
- でも業者はいる。彼らの収益はアプリの外にあるので、月額4,100円は障壁にならない
- 本人確認バッジが保証するのは実在性だけ。職業・年収・独身かどうかは書類で裏づけされていない
- 有料会員かどうかは判定材料にならない。課金する業者は普通にいる
- 判断すべきは相手のスペックではなく、金銭・外部誘導・個人情報という3つの要求の有無
- 疑わしければ5分間通話かビデオ通話。断られたら距離を置く
- 通報が先、ブロックが後。順番を逆にすると証拠が取れなくなる
写真が綺麗だから、年収が高いから、という理由で切っていくと、優良会員から先に消えていきます。もったいない。見るのは行動です。
最後に、今まさに怪しい相手とやり取りしている人へ。スクリーンショットを撮って、違反報告を送って、ブロックする。この3ステップを今日中に終わらせてください。
業者は確かにいます。でも2,700万人の中の一部です。判定基準さえ持っていれば、残りの大多数とちゃんと出会える。恐れて手を止めるより、基準を持って進んだほうが早いです。
